サーキットプロテクタの動作機構
日本サーモの優れた開発技術から生み出されるサーキットプロテクタは信頼性の高い動作でお客様の装置の安全性を高めます。
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定格通電時 定格値以下の電流が通電されている場合、プロテクタは電流を安定して通電します。 |
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1. 過電流通電時(初期) 過電流通電時、電磁コイルに発生する磁力を受けて、可動鉄心が極板に向かって移動を開始します。可動鉄心が極板に接触するまでの時間は遅延オイルの抵抗力により制限されます。 |
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2. 過電流通電時(引外し動作開始) 可動鉄心が極板に接触すると磁力が急激に増大し、アーマチュアが極板方向に吸引され、カムリンク機構を引外します。 |
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3. トリップ時(過電流遮断) カムリンク機構が引外れると同時に、スプリングの反発力により可動接点が跳ね上げられ、過電流を遮断します。 |
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短絡電流遮断時 短絡電流が流れると、電磁コイルに発生する大磁力により、可動鉄心の移動を待たずに、アーマチュアは直接的に吸引され、カムリンク機構を瞬間的に引外します。 |
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安全なトリップフリー機構 ハンドルがON位置に拘束されていても、カムリンク機構が座屈することにより、過電流を遮断します。 |